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日帰り硝子体手術

△コンステレーション27G

硝子体手術について

糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症、黄斑疾患(黄斑円孔、黄斑上膜)などの疾患でおこる眼底の出血を放置していると、網膜の神経の機能が低下します。失明のリスクを回避するためには、早い段階で硝子体の濁りを取り除く必要があるため、硝子体手術が行われます。

硝子体手術とは、眼球に3か所の孔を開けて器具を挿入し、眼球の中にある硝子体(網膜の手前にあるゼリー状の組織)を取り除く手術です。患者さんの負担を少しでも軽減するために、当院では「コンステレーション27G」という硝子体手術の新しいシステムを導入しているので、手術による傷口がわずか約0.4ミリと従来の半分以下に抑えられます。
眼球への負担が少なく、術後の炎症も軽く済み、手術時間も短縮されるというメリットがあります。

△シラス5000

網膜症の検査について

加齢黄斑変性症などの網膜疾患を早期に発見するためには、光干渉網膜断層計OCTによる網膜の血管検査が有効です。従来、網膜の検査には造影剤を用いていましたが、血管内に造影剤を入れるとアナフィラキシーショックを起こすリスクがありました。そこで当院では、造影剤無しで毛細血管の消失(無血管野)や新生血管を観察できるOCTアンギオを搭載した「シラス5000」を導入。出血や漏出、動きの少ない毛細血管は写らない場合があるのですべての症例に適用はできませんが、患者さんの負担軽減に繋がっています。

糖尿病性網膜症とは

糖尿病網膜症とは、糖尿病の合併症のひとつです。糖尿病で血糖の高い状態が長く続くと、全身の細い血管に異常が起こり、目の網膜の毛細血管にも影響を与えます。血管がもろくなり、血流が滞るので、一部が膨らんでコブのように膨れたり、出血が起こるなどの症状がありますが、初期段階では自覚症状がなく、気付いたときには失明のリスクが高まっていることがあります。糖尿病の方は、内科と眼科の検査を定期的に受ける必要があります。

糖尿病性網膜症の3つのタイプ

単純網膜症 自覚症状はほとんどない 血糖コントロールで良くなる
前増殖性網膜症 自覚症状はほとんど無い レーザー光凝固術を行うのが良い
増殖網膜症 視力低下・失明などの自覚症状 硝子体手術

糖尿病黄斑浮腫とは

糖尿病黄斑浮腫も、糖尿病の合併症のひとつ。眼底のほぼ中央にある黄褐色の部分である「黄斑(おうはん)」がいためられ、視力が低下する病気です。黄斑の中央には「中心窩(ちゅうしんか)」と呼ばれる、ものを見るときに敏感な部分があるため、ここに異常があると視力に大きな影響を与えます。糖尿病網膜症と異なり、ものがゆがんで見えたり、見えにくくなったりするなどの自覚症状があります。視力が低下する前から定期的に検査を受けて、必要なときに適した治療を受けられるようにしておくことが大切です。

網膜静脈閉塞症とは

網膜の静脈が詰まって血液の流れが悪くなる病気です。50歳以上の年配の方に起きやすく、高血圧の方は特に注意が必要となります。視野が欠けたり、視力が極端に低下するなどの症状がありますが、自覚症状のないケースもあります。治療せず長期間放置すると、眼内の血液不足を補おうとして、目の中で新たな血管がつくられ、新たな病気を引き起こすこともあります。硝子体手術で改善することができます。

黄斑円孔とは

黄斑の中央にある「中心窩(ちゅうしんか)」に孔があいてしまう病気。視力が0.1前後になってしまい、ものが歪んで見えることもあります。60代をピークに多発するといわれています。近視の人や女性も注意が必要です。硝子体手術により硝子体を除去し、眼の中にガスを充満させることで、破れた黄斑の孔を埋めることができます。

黄斑前膜とは

黄斑が膜で覆われて、視力が低下したり、ものがゆがんで見える病気です。黄斑円孔とともに、硝子体収縮が関係しているので、高齢者に多く、女性に起きやすい病気です。硝子体手術で、後部の硝子体を切除したのち、全膜を剥がすことで改善します。術後2週間ぐらいで網膜の収縮が進み、視力が正常レベルになるといわれています。